アメリカで不妊治療

アメリカのIVF治療記録:凍結胚移植

凍結胚移植当日ーアメリカで体外受精

本日、凍結胚を移植してきました!

終わった後は特に違和感もなく、本当に受精卵がお腹にいるのが不思議です。

 

移植当日の流れ

  • 10時過ぎー急な仕事の依頼で忙しかったのですが、トイレに行かないとと慌ててトイレに行き、それから1.5Lのお水を飲みました。(クリニックからの指示で11時の予約時間の1時間前にトイレに行き、1.4L-1.9Lのお水を飲むように言われていました。

  • 10:50 チェックインー予定通り予約時間10分前にクリニックに到着しました。この時、膀胱がいっぱいですが、そんなにきつくはなかったです。
  • 11:05 待機室へ移動ー夫と共に待機室へ移動しました。待機室は採卵の時と同じ場所で、椅子の上にガウン、帽子、靴のカバー、マスク一式があり、ナースが夫のガウンも持ってきてくれました。
  • 11:10 処置室へ移動ー着替えが終わるとすぐにナースが来て夫と共に処置室へ移動しました。採卵の時と同様に暖かいブランケットで下半身を覆ってくれて、心地よかったです。膀胱の状態も確認、膀胱もパンパンで完璧よ!と褒めてもらいました。
  • 11:15 担当医の登場ー採卵以来、久しぶりに担当医に会いました。担当医は「元気?気分はどう?楽しみね、凍結胚も無事に解凍してとっても良い状態よ」と胚盤胞の写真を見せてくれました。それからすぐに、培養士が挨拶に入ってきました。処置室の隣が培養ラボになっています。培養士は、胚盤胞はとってもきれいよ、全ての準備ができたら胚盤胞を持ってくるわよと、優しく話してくれました。ここで、培養士から今日受ける処置について再度口頭で質問をされました。
  • 11:20 処置開始ー子宮の中に管を通します。「ちょっと痛いかもしれないから大きく深呼吸をしてね」と言われて、言われた通り深呼吸をしていましたが、全然痛くなかったです。超音波越しに管が子宮に到達したのがわかります。準備ができたので、担当医が準備できたわよーと大きい声で合図をすると、隣の培養室から培養士が胚盤胞を持ってきて、いよいよ移植されました。チューブ内を確認して、胚盤胞が残っていないことも確認しました。
  • 11:30 着替えと採血ー器具を外すと、担当医がトイレに連れて行ってくれました。この後は着替えて、採血をして終わりです。採血のテクニシャンとはもう顔見知りで仲良くなり、移植がうまく行くといいわねと言ってくれました。フライングテストするつもり?と聞かれて、2週間は長いからしちゃうかなーなんて笑って話しました。 担当医からはフライングテストしてもいいけど、間違ってることもあるし、2週間目の血液検査の結果がわかるまでは必ず投薬し続けてねと言われました。

以上が移植の流れでした。

聞いていた通り移植自体は本当にあっという間に終わりました。

担当医からは別に休んでいる必要はないし、マラソンもしたければ問題ないと言われました。ただ、もし成功しなかった場合にああしなければよかった、こうしておけばと自分を責めてしまう人がいるので、身体的な問題はないけれど、精神的な部分の懸念だけあると言われました。

 

帰宅途中にタイ料理でテイクアウトをして、ドーナツを買って帰宅。

午後はゆっくりする予定でしたが、仕事で急な案件があったので、結局普通に仕事をしました。

夕方、娘をバレエに送っていかなければいけなかったのですが、それは夫がしてくれたので、

私は少しランニングマシンの上でゆっくりと歩いて軽い運動をしました。

 

そして、バレエ後の娘が夫と帰宅すると、なんと二人でお花を買ってきてくれました。

とりあえず移植という大イベントを終えたお祝いです。

娘はなんのことかわからず、Happy Birthdayと言ってくれましたが。笑

数日したら結果が絶対に気になってフライングテストするよね、と夫とも話していますが、

あまり考えないようにして過ごしたいと思います。

 

ちなみに、私はPGT-A(遺伝子検査)をしているので、受精卵の性別がわかります。

私は姉妹で仲が良いので姉妹だったらいいなと思いながらも、せっかく受精してくれた

卵を選びたくないので、培養士さんには性別は関係なく、一番良好だと思う受精卵を移植してくださいとお願いしました。担当医から移植後にどちらの性別を移植したか知りたい?と聞かれたので、性別の書かれたカードの入った封筒をもらいました。帰宅する際に夫と中身を見ました。普通に妊娠しても性別は選べないですし、ただただ元気に育ってくれることを願うだけです。

 

凍結胚移植前日ーアメリカで体外受精

明日待ちに待った凍結胚移植の日です!

予約は11時。

クリニックから言われていることは

  • 予約10分前に着くこと
  • 予約時間の1時間前にトイレに行き、その後すぐに48-64oz(1.4L〜1.9L)の水を飲み、その後はトイレに行かない
  • 私も同伴者も香水やローションなど香料はつけない(胚盤胞はとても繊細なので刺激を避けるため)

採卵の時には全身麻酔をしたので、深夜以降食べちゃいけないなど注意事項がありましたが、移植は膀胱を貯めることぐらいが重要点です。

 

採卵から3ヶ月経ち、本当に楽しみです!

 

でも、一つ気になるのが下腹部の鈍痛。

昨日あたりから下腹部がシクシクと痛いというか重い感じがします。生理前のような感じです。

ずっとエストロゲンとプロゲステロン注をしていて、人工的な排卵日を作り上げていたりもするのでそのせいかなと思っています。

土日はクリニックがお休みなので聞くこともできずに明日の移植当日を迎えます。

 

明日は仕事も10時で切り上げてその後はゆっくりする予定です。夫も同伴可ということだったので、夫にも予定をブロックするようにお願いして、明日付き添ってくれる予定なので、それも少し心強いです!

 

無事に移植できますように!

凍結胚移植スケジュール: アメリカで体外受精

久しぶりのブログになります。

 

5月に採卵をしてから、もう3ヶ月。ようやく胚移植周期になりました!

 

なぜこんなに時間がかかったのかというと、クリニックの胚培養ラボが拡張工事をしていたためです。当初は早ければ採卵の1ヶ月後に凍結胚移植ですと聞いていたのに、いざ採卵して、凍結胚移植周期の予定を立てようとしたら、急にラボが拡張工事になるから7月は胚移植できないと言われました。(アメリカあるあるの適当さ。。。)

 

この3ヶ月は早く胚移植に進みたい気持ちでいっぱいでしたが、もうしょうがないので、旅行に行ったり、一時休暇のように、体外受精のことは考えないで過ごすようにしていました。

 

そして、ようやく8月。

8月28日に凍結胚移植日が決まり、逆算して8月12日から投薬開始しました。

薬は至ってシンプルで、エストロゲンピルとプロゲステロン注射だけです。

 

8月12日からエストロゲンの舌下錠を1日2回朝と夜に服用し始めました。

そして胚移植5日前の明日8月23日からいよいよプロゲステロンの筋肉注射が始まります。

プロゲステロンはオイル製剤のため、痛いといろんな人のブログに書いてあったので、今から不安でいっぱいですがここまできたら頑張るしかないですね。割高でもしかしたら保険適用外かもしれないですが、膣製剤もあるとは医師から言われているので、とりあえず、注射を頑張ってみて、もし本当にダメそうなら膣製剤も考えようと思います。

 

ちなみに、私のクリニックでは移植周期の通院は少なく、移植まで3回だけです。

  • 8月8日ー ベースラインチェック(血液検査と超音波)
  • 8月18日ー エストロゲンレベルチェック(血液検査)
  • 8月22日ー 子宮内膜の厚さチェック(血液検査と超音波)
  • 8月28日ー 凍結胚移植

 

他のクリニックでは排卵のタイミングを確認するため移植前の数日に何回か行くところもあるようですが、ナースに聞いたところ、凍結胚周期では基本的に排卵しないらしいです。

 

今日の検査では子宮内膜の超音波画像が3層に見えていて、厚さも6mmあればいいということでしたが、厚さは18mmあり、血液検査結果も順調ということでした。

明日からのプロゲステロン注射だけは不安で、ナースにお尻の両側に丸をつけてもらいました。痛くないようにするためには注射前にバイアルを少し温めることと、注射をした後に血行を良くしてマッサージすると良いということなので、頑張りたいと思います!

 

今週は夫が出張のため不在で、娘をワンオペしているということもあり、かつ仕事もプロジェクトがかなり忙しいので、疲れ気味ですが、なんとか注射を頑張ろうと思います!!

 

次回は筋肉注射の経過や移植の様子もシェアしたいと思います。

 

 

 

 

アメリカでIVF: FET(凍結胚移植)の予定

採卵をしてから約2ヶ月。やっと今日ナースと凍結胚移植(FET)サイクルの計画を話し合う電話面談がありました。

 

なんで2ヶ月もかかったのかというと、私が通っているFertility clinic のアドミンが遅いから…。

他の方のブログを見ていて、凍結胚移植でも採卵から1ヶ月ほどで移植してるのに、私のクリニックは本当に遅いです。はぁ😮‍💨。。。

 

まず、採卵から遺伝子検査(PGT-A)に2週間かかるので、結果が出た後の採卵後3週目に担当医と凍結胚移植の計画を話し合う面談がありました。

そこでPGT-Aの結果も聞いて、凍結胚移植をしていきましょうということでしたが、その後に保険会社とのFETサイクルのカバー率についてのファイナンス確認が必要だからということで2週間待たされました。待ってる間にナースとのFETサイクル面談の予約をしたいとお願いしましたが、保険会社からの確認がとれた後じゃないと予約できないと言われ、2週間後、ファイナンスチェックが終わった後(この時、すでに6月中旬)、ナースとの面談の予約をしようとすると、最短で7月5日と言われ、さらに2週間も待たされて今日に至りました。

 

そして、今日話したところによると、なんと7月中は卵子や凍結胚を管理しているラボが拡張工事のため1ヶ月はクローズとなり、最短で移植できるのは8月末とのこと…。

 

ラボの拡張工事なんてもっと事前にわかっていたと思うのに、事前に知らされずに、ただただまた1ヶ月何もせず(Birth control pillは飲み続けています)過ごすのが本当にもどかしい。

けれどもできないと言わらたらできないんだろうし、しょうがないと割り切るしかない😩

 

8月末で移植して妊娠できたら出産予定日は5月になるので、産休が娘の夏休みと重なって日本に帰国できるかなと考えると救いですが、それもこれも妊娠できたらの話。とりあえず、あと1ヶ月ほど待ちですが、できるだけ楽しんで過ごしたいと思います。

アメリカでIVF:げんなりするアドミンサポート

以前、今通っている不妊治療クリニックのアドミンのサポートについて

愚痴のようなブログを書きましたが、またまた嫌になる出来事。。。

 

Labcorpから支払い請求書が届いたので内容を見ると保険会社から却下されたので全額支払うようにと。。。それもそのはず、クリニックが私のセカンダリーの保険会社に請求したから。

前のブログでも記載しましたが、私は二つの保険に入っていて、プライマリーの保険会社に請求した後にセカンダリーに請求する必要があります。これには理由があって、保険会社による重複をなくすために、複数の保険がある場合には、必ず、プライマリーに請求してEOBをもらい、それがどのぐらいのカバーとなったかの証明となって、残りをセカンダリーに請求できるのです。

もうクリニックに通い始めて半年以上経つにも拘らず、なんとクリニックがLabcorpにセカンダリー保険を提出していたのです。なぜ?どのように保険情報が管理されているのかわかりませんが、いちいちLabcorpに電話して保険情報を伝える作業がめんどくさい。アドミンしっかりしてよと思います。

 

そして、凍結胚移植のスケジュール調整をするためにスケジュールコーディネータと面談しなければいけないのですが、その前にチェックリストを全て終わらせなければなりません。そのうちの一つに生理後4日目までのベースライン血液検査がありました。担当医からは採卵周期の結果があるので、ベースラインはいらないと言われていたので、ナースに問い合わせましたが、TSH(甲状腺刺激ホルモン)、ビタミンD、ヘモグロビンA1Cは半年ごとに検査結果を更新する必要があると。前回テストしたのが1月なので、凍結胚移植前に検査結果が必要になるとのことでした。

先月の採卵周期でたくさんの血液検査をしたんだから、その一回のテストを使ってテストしてくれてたら良かったのに。または、凍結胚移植サイクルでも血液検査をするからその時に一緒にしてくれればいいのに。その辺の融通が全く効かないアドミン。。。そして、あーだこーだ言ってても融通の効かないアドミンはうんと言わないので、血液検査しようとスケジュールしようにも電話に出ない!ナースもフロントも誰も電話に出ない。。。こうしてまた1日遅れれば、スケジュールコーディネーターとの面談も遅れて、最終的に凍結胚移植が遅れるのが、しんどいです。

 

担当医は知識もあり信頼できるだけに、本当にアドミンとのやりとりがげんなりします。この辺の不妊治療クリニックはどこも同じようなレビューなので似たようなものなのかな。

アメリカでIVF:凍結胚移植前ドクター面談

先週の金曜日に待ちに待った凍結胚移植周期(FET)に向けたドクター面談がありました。

私たちが気になっていたことは4つ

  1. どの受精卵を移植するのか
  2. いくつの受精卵を移植するのか
  3. 移植周期の薬
  4. 移植周期のスケジュール

 

私たちの担当医はとてもフレンドリーな女医で、いつも何が知りたい?質問は?

と私たちが疑問に思っていることはないか私たちへの質問から面談がスタートします。

 

今回も、

女医:「受精卵のPGT-A結果は見た?良い結果で私は嬉しかったけれど、どう思った?」

と私たちの感想を聞いてくれました。

なので、私たちが疑問に思っていたことを順番に聞きました。

 

まず、受精卵のグレードについて、

担当医がいうにはグレードの数字はあまり関係がないという事です。

今回は私の胚盤胞は全てが3BB又は4BBでしたが、

最初の数字は成長の速さなので気にすることはないという事でした。

大事なのはPGT-A(遺伝子検査)の結果がNormalであったことと、

BBというアルファベット。アルファベットは細胞の形態を表しているということです。

私たちの場合、BBは全て移植可能候補ということでした。

 

続いて、何個の受精卵を移植するかについてですが、

American Society of Repruductive Medicineの指針では全ての年齢において1個が推奨されているようです。理由は多胎妊娠を防ぐため。

双子は可愛いけれど、多胎妊娠は妊婦への負担、及び早産による脳や体機能の未発達のリスクが高まることがあり、多胎妊娠を防ぐために1つの受精卵を移植が進められているということでした。

年齢の高い40歳以降でPGT-A検査をしていない場合には、遺伝子の異常が高まることから例外的に2つの受精卵を移植することもあるようです。

 

私たちは性別の希望は特にないので、一番良い状態の胚盤胞を培養士に選んでいただいて

移植することにしました。

培養士が受精卵を選んだ際に、性別を隠してサプライズすることもできるし、

どちらの性別の胚盤胞を移植したのか教えてもらうことも可能ということでしたが、

私たちは教えてもらうことにしました。

 

次の質問の移植周期で使う薬について、他の方のブログでも移植周期、特に凍結胚移植では薬が少なくなる一方でプロゲステロン注射はお尻の筋肉注射になることが気掛かりでした。

担当医曰く、私は採卵周期の血液検査からも薬への反応が良いので、エストロゲンの飲み薬とプロゲステロン投与で良いだろうとのことでした。そして肝心のプロゲステロンの投与方法ですが、筋肉注射か膣剤はどちらでも良いということ。注射が嫌な人は膣剤を選ぶけど、注射は1日1回で良いのに対して、膣剤は1日2回投与で、膣剤なので、動いたりすると薬が漏れて少し汚くなることがあり、患者さんによっては膣剤はMessyだから筋肉注射に変えたいと申し出る人もいるんだとか。もちろんその逆もあって、筋肉注射は痛いから膣剤にしたいと。

私は膣剤希望でしたが、1日2回というのが引っかかって、筋肉注射を頑張ることにしました。

プロゲステロンは妊娠後10週間ほど投与を継続する必要があるので、その際には膣剤にしようかなと思ってます。クリニックによっては筋肉注射一択のところもあるようなので、膣剤の選択肢があってとりあえずよかったです。

 

最後の質問、移植のスケジュールですが、なんと、8月になるとのことでした。

理由はラボの工事があるから・・・・。

私はてっきり今月6月末には移植できると思っていたのに、

なんと2ヶ月も先になるとは驚きでしたが、しょうがないとしか言いようがありません。悲。

一応ドクターにはできるだけ早く移植したい旨伝えましたが、

この後、また移植周期前のチェックリスト(ビデオモジュールを見ること、ファイナンスの確認)を確認後、スケジュールコーディネータとスケジュールの打ち合わせ、エストロゲン投与を約2週間続けたのち、プロゲステロン投与からの移植ということで、少なくとも3週間はかかるので、6月末はだいぶ厳しいと・・・。

夫は、今までの手続きもかなり時間がかかってるから、今回も遅くなると思っていたと驚いていないようでした。。。

 

交渉の余地もなさそうなので、気持ちを切り替えて、独立記念日休暇をとってどこかにお出かけしようと思います。

 

 

 

 

 

 

アメリカでIVF:PGT-A結果 採卵後3週間

採卵後7日のレポートをもらってから2週間(採卵日から3週間)の金曜日、

病院から連絡が来ました。

 

「Good News!」の件名で届いた担当医からの連絡。

PGT-A(遺伝子検査)の結果は5個の胚盤胞のうち、4個がNormalの結果でした。

5日目で胚盤胞になったのが4個、7日目に胚盤胞になったのが1個で

PGT-A検査に回されたのは5個でした。

 

Abnormalと判定されたのは7日目に胚盤胞になったもので、

5日目に胚盤胞になったものは全てがNormalという結果でした。

 

グレードは4BB、3BBが2個、3BB-という結果。

3BB以上はGood Qualityに分類されるようですが、Aがないのは少し残念。

 

性別は4BBが男の子で他は女の子。

私は姉妹なので女の子姉妹がいいなぁと思いながらも、そこまで性別の希望はないので、

医師と相談して最善の方法で進めたいと思います。おそらく4BBになるのかな。