アメリカで不妊治療

アメリカのIVF治療記録:凍結胚移植

アメリカでIVF:採卵日

今日は採卵日でした。

他の方のブログやIVFに関するウェブサイトを見て、全体的な流れは把握していましたが、

一番気になるのは何個の卵子が取れるかどうか。

 

私の年齢的に10-15個取れたらいいなぁと思いながら、採卵に臨みましたが、

結果はなんと予想を大きく上回る21個!

 

今までの超音波検査でもちょうどいいサイズのものは左右合わせても12-15個ほどだったので、予想を上回る結果に嬉しいです。

 

忘れないうちに備忘録として採卵当日の流れを残したいと思います。

 

 

採卵日の流れ

6:45ー Tylenol服用

前日にナースから連絡が来て、採卵の2時間前にTylenol(アセトアミノフェン)を2錠服用するように言われました。Tylenol小児用は家にありましたが、大人用がなかったので、前日に買いに行きました。

8:15ー 病院到着

採卵予定時刻の30分前の8:15に病院に来るように言われていましたが、娘の幼稚園が8時オープンなので、ギリギリですが、オープンと同時に送り病院に向かいました。道が混んでいたのと、長い信号に引っかかり実際に病院に到着したのは8:20でした。

8:20ー チェックイン

受付でチェックインをしたらすぐにナースが待っていてくれたようで、採卵が行われる部屋の方へ案内されました。案内されたのは個室の回復室で、ベッドの隣に夫が座れるように椅子がありました。ベッドの上にガウンなどの一式が既に用意されていたので、私はガウンに着替え(下のみ全部脱ぎ、上はTシャツを着ていたので、Tシャツの上からガウンを着ました)帽子、靴カバー、マスクを着用しました。

8:25ー Discharge instructionの説明と点滴

ナースが戻ってきて血圧、心拍数を測り、Discharge Instructionの説明をしてくれました。ナースが説明してくれている隣で、麻酔科医も入ってきて、飲食をしていなかったので、脱水予防のために生理食塩水と鎮痛薬の入った点滴をしてくれました。

Discharge Instructionは事前にポータルサイトに送られてきていたので、確認済みでした。採卵の手技、採卵後の痛み止め服用に関して、やっていいこと悪いこと、採卵後の連絡頻度についてなどが一通り書いてあり、口頭でも説明されました。

8:30ー担当医と最後のチェック

ナースからのDischarge Instructionの説明が終わった後、担当医が来て、何か質問がないか、朝Tylenolを飲んだか、抗生剤を飲んでいるかなど、口頭でダブルチェックされました。その後、点滴につながりながら、担当医がトイレに連れて行ってくれました。

8:35ー 手術室へ移動

トイレの後、回復室にいる夫に別れを告げ、そのまま歩いて手術室へ移動しました。

夫はこの後個室へ移動し、精子を採取したようです。

手術室のベッドに横になるとナースが暖かいブランケットをかけてくれました。乾燥機から出したばかりではないかというほど暖かくて気持ちよかったです。また枕もふかふかで寝心地が良かったです。担当医が寝心地が良いか何度も聞いてくれて、こういうちょっとした心遣いが胸に沁みました。

採卵の予定時刻は8:45でまだ少し時間がありましたが、左手の手の甲には点滴に加えて、右腕に血圧計、胸には心電図用のモニターが着々と装着されていきました。

培養士がくるのが少し遅れていたようで、待っている間は担当医と麻酔医と少し雑談。今まで行ったビーチリゾートで一番どこが良かったかなど話しました。

8:50ー 培養士と簡単なチェック

予定より5分遅れで培養士が着ました。名前と生年月日、なんの手技をするのか、誰の精子と受精するのか、夫の名前、夫の生年月日を確認されました。

この後すぐに麻酔医が麻酔を入れてくれました。点滴の針が刺さっている手の甲の部分がジワジワとしてきて、麻酔科医が手の甲をさすってくれながら、私は眠りに落ちました。

9:22ー 覚醒後、帰宅

目が覚めると回復室に戻っていました。夫曰く、実際には手術室から回復室にベッドで運ばれた時、私の目は開いていたけど寝ぼけた感じだったようでしたが、私は覚えていません(笑)

担当医が来て、21個の卵子が採れたと教えてくれました。

ナースが来て、体調はどうか聞かれ、大丈夫なら着替えて帰宅して良いと言われました。

まだ少し頭がぼーっとしていたので5分ほどゆっくりしました。

ナースに今日採卵する人は何人か聞いたところ3人とのことでした。昨日は7人もいたようです。

私の行っているFertility Clinicでは8:00-11:00は採卵のために医師の時間をブロックしているようです。ただ、医師が一人しかいないので、採卵は2週間おきに予定を組んでいて、多い時には1日に9人も採卵することがあるようです。

医師も休みなく、働いてくれて感謝です。

 

採卵日の持ち物

  • 夫の身分証明書

法律により使用する精子の保有者の身分証明書を提示する必要があり、夫の身分証明書が必要でした。考えてみたらそうですよね、この精子から子供ができるわけで、そうなると遺伝子や子供の生物学的父親が誰なのか身分証によって確認が必要となるのはその通りだと思います。

 

私の身分証明証は確認されませんでした。他の方のブログで手術室が寒かったと言っている方もいましたが、私は暖かいブランケットをかけていただいたので、心地よかったです。

また点滴で水分補給もしてもらっていたからか、喉の渇きもさほどありませんでした。

 

採卵後の体調

麻酔から覚醒してから私は特に痛みも違和感もありませんでした。

帰りの車の中ではまだ頭がぼーっとした感じがあり、帰宅後には2時間ほどベッドで横になりました。お昼を過ぎるとお腹も空いてきたので、自分で作って食べました。ベッドで横になったからか頭もスッキリして、昼食後には外へ30分ほどお散歩に出かけました。

夕方3時ぐらいになったら、麻酔が完全にきれて痛むかもしれないから、そしたらTylenolか処方されたKetrolacを飲むように言われていましたが、全く痛みはありませんでした。

若干、茶ピンクのおりもののような物が出て、パンツが汚れてしまいそうだったので、ナプキンをしました。

人によっては2日目以降に痛みが出る人もいるようなので、どうなるのか様子を見たいと思います。

 

以上が、初めての採卵記録でした。